藤沢周平 超レア!直筆書簡2通 葉書1通 新発見!デビュー前の書簡を含む アウトレット

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作家藤沢周平が亡くなってから、ちょうど四半世紀が過ぎました。今なお人気作家であり、多くの読者に読み継がれています。43才でようやく作家として世に出るきっかけを作ることができましたが、それまでの彼の重い前半生は、藤沢周平のどの作品にも、深い中心部に背骨として貫かれています。デビュー作品「溟(くら)い海」をはじめ初期のどこか暗いトーンの作品から、中期以降の、明るい光も取り入れられたエンターテイメント性を高めた傑作の長編小説から短いエッセイまで、藤沢周平の作家生涯の中で、その刀がつよく静かな光沢を変えることはありませんでした。今回出品した書簡、葉書の内容にも、こうした作家藤沢周平の光が照らし出されています。まず1点目の書簡は、藤沢周平が作家デビュー前の編集者時代のものです。宛先は働いていた会社の大阪支社の編集者宛になっています。本名の小菅留治名義での発信です。会社名が印刷された便箋に3枚、封筒付きになります。2点目の書簡は、故郷の地元紙である山形新聞社が発行する雑誌の担当編集者への依頼文です。便箋2枚に封筒付きです。3点目は、前述の書簡と同じ山形新聞社の編集者宛の葉書になります。藤沢周平から発信された書簡、葉書は、その存在が確認されたもののほとんどが、文芸春秋社から没後刊行された全集の補巻に収められています。今回の書簡、葉書も新発見のものと思われ、全集にも未収録です。あくまで個人的な感想ですが、3点のどの内容も、藤沢文学の一部として価値の値するものだと思います。いずれは、全集の続巻が刊行される際に、収録されるのではないでしょうか。藤沢周平の肉筆もの(自筆原稿、書簡、葉書、色紙、署名本等)の古書業界での取引は、かなり稀だと思います。原稿、書簡、葉書に関しては私の知る限り、今回の3点を含めて、この20年間で7〜8点しか目にしたことがありません。今回、経済的事情もあり、コレクションのいくつかを手放し、メルカリさんに出品しております。大変高額な商品ではありますが、藤沢周平を愛し、価値をご理解してくださる方の目に留まり、ぜひともご購入していただければと、つよく望んでおります。最後に、ご購入等ご検討のほど重ね重ねよろしくお願い申し上げます。

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